アジア
3分読む
日本政府、中国総領事の「極めて不適切」な発言に抗議 台湾情勢巡り緊張高まる
今回の発言は、台湾情勢をめぐる日中関係の緊張をさらに高める可能性があります。日本政府は米国との安全保障協力を強化する一方で、中国との対話も維持しようとしており、外交のバランスを取るのが難しい状況です。
日本政府、中国総領事の「極めて不適切」な発言に抗議 台湾情勢巡り緊張高まる
高市氏は、海上封鎖が発生し、それに関連して武力行使が起こることも想定して答えています。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年11月10日

日本政府は11月10日、中国の薛剣・大阪総領事によるSNS「X」への投稿内容が「極めて不適切」であるとして、中国政府に正式に抗議しました。薛氏は、台湾有事に関する高市早苗首相の発言に反応する形で、挑発的な言葉を投稿したとされています。

高市首相は7日の衆院予算委員会で、台湾情勢について「平和的解決を期待する従来の立場だ」と述べつつ、海上封鎖などの事態が「存立危機事態」に該当する可能性があるとの見解を示しました。

高市氏は、海上封鎖が現実化し、それをめぐる武力行使が発生する可能性を想定して答弁しています。

これを受けて薛剣総領事は8日、高市首相の発言に関する記事を引用し、「勝手に突っ込んできたその汚い首は、一瞬のためらいもなく斬ってやるしかない」といった過激な表現を自身のXアカウントに投稿しました。

この投稿は9日午後の時点で削除されており、産経新聞が事実関係を確認するため大阪総領事館に問い合わせましたが、応答は得られませんでした。

外務省アジア大洋州局の金井正彰局長は9日、中国大使館に抗議を申し入れました。翌10日午前、木原稔官房長官は記者会見で「中国の外交代表として極めて不適切な発言であり、看過できない」と述べ、中国側に明確な説明と再発防止を求める考えを示しました。

日本政府は、外交関係において適切な言動を強く求めています。

また、米国なども当該外交官の発言を「脅迫的」と評価しており、今回の発言が日中関係だけでなく、地域の安全保障にも影響を及ぼす懸念が出ています。

情報源:Reuters
探索
ロシア、イラン・イスファハンのロシア総領事館が攻撃で被害と発表
イスラエル、南部のキリスト教徒の村でレバノン・マロン派カトリック司祭を殺害
イスラエル軍、占領下のヨルダン川西岸でバラタ難民キャンプを急襲し住宅を包囲
イランの「黒い雨」、深刻な健康被害の恐れ WHOが警告
国連事務総長、トルコへの「ラマダン連帯の旅」に出発へ
ハンガリー、中東戦争が続く中EUにロシアエネルギーへの制裁解除を求める
トルコ領空を侵犯するミサイルは「容認できない」 フィダン外相がイランに通告
米国、アフガニスタンを「不当拘禁の支援国家」に指定
米国、イランとの戦争で総額3億3,000万ドル超のMQ-9リーパー無人機11機を喪失
イランへの戦争が続く中、トルコは領空防衛のためパトリオットシステムを準備
トルコとカタールの国防相、中東緊張の中で地域安全保障について協議
エルドアン大統領、ペゼシュキアン大統領に警告:「理由が何であれ、我が国の領空侵犯は容認できない」
トルコのエネルギー供給と金融システム、リスクに揺るぎなし エルドアン大統領
フランス、同盟国とともにホルムズ海峡再開に向けた「純粋に防衛的な」作戦を計画 マクロン大統領が表明
トルコ、弾道ミサイルが領空に侵入しイランの大使を召喚