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ヨーロッパ人の約半数がトランプ氏を「欧州への脅威」と見なす:調査
欧州の回答者のほぼ51%は、今後数年以内にロシアとの全面戦争が起こるリスクは「高い」と認識しているとされます。
ヨーロッパ人の約半数がトランプ氏を「欧州への脅威」と見なす:調査
この調査は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポーランド、ポルトガル、クロアチア、ルーマニア、ギリシャの9か国で実施されました。 / Reuters
2025年12月4日

欧州の最新調査によると、欧州市民のほぼ半数がドナルド・トランプ米大統領を「欧州の敵」と見なしており、また多くの回答者が今後数年間でロシアとの全面戦争が発生するリスクは「高い」と考えていることが明らかになりました。

仏調査機関ユーロバズーカがクラスター17とル・グラン・コンチネントと共同で木曜日に公表した世論調査では、トランプ氏を「欧州の敵」と捉える欧州人の割合は48%に達し、9月の前回調査から4ポイント増加したとされます。

また、調査では欧州人の51%が今後数年以内にロシアとの全面戦争リスクを「高い」と回答し、18%は「非常に高い」と答えたと報告されています。

回答者の3分の2にあたる69%は、自国はロシアの攻撃に対して軍事的に防衛できないと考えており、その割合はポルトガル、イタリア、ベルギーでは80%を超えるとされています。

また、調査では、回答者の55%が米国か中国のいずれか一方に偏るのではなく、両国から均等な距離を保つべきだと考えていることも明らかになりました。

EU残留支持は74%で、離脱を望む19%を大きく上回りました。フランスは支持が最も低く、27%が離脱を支持し、12%が判断を保留しています。

また、調査では欧州人の63%がブレグジットを失敗と見なし、英国に悪影響を及ぼしたと考えていることも明らかになりました。

この調査は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポーランド、ポルトガル、クロアチア、ルーマニア、ギリシャの9か国で実施されました。

情報源:TRT World and Agencies