トルコ
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フィダン外相とカルン長官は、アンカラでウクライナの高官ウメロフ氏と会談
ロシアのモスクワ、ウクライナのキエフ双方と実務的な関係を維持してきたトルコは、紛争開始以降、重要な仲介役としての立場を確立してきました。
フィダン外相とカルン長官は、アンカラでウクライナの高官ウメロフ氏と会談
ハカン・フィダン外相とルステム・ウメロフ氏の会談は、新年初日のアンカラで実施 / AA
11時間前

トルコのハカン・フィダン外相と、トルコ国家情報機構のイブラヒム・カルン長官は、新年最初の外交協議として、ウクライナ国家安全保障・国防会議の書記、ルステム・ウメロフ氏と、アンカラで会談しました。

トルコ外務省の発表によると、フィダン外相とウメロフ氏の会談は1月1日の木曜日にアンカラで行われました。

詳細は明らかにされていませんが、今回の協議は、約4年にわたって続いてきたロシアとウクライナの戦争の終結につながる可能性をめぐり、国際社会で前向きな雰囲気が高まりつつある中で実施されました。

モスクワとキエフの双方と実務的な関係を維持しているトルコは、紛争開始以降、自らを重要な仲介国として位置づけ、停戦に向けた取り組みや捕虜交換、戦争終結を目指す交渉を支援してきました。

イブラヒム・カルン長官との会談

安全保障筋によると、ルステム・ウメロフ氏とカルン長官の会談では、ウクライナにおける現在の安全保障状況に加え、ロシアとウクライナの間で続く紛争と、その地域的および国際的な影響について協議が行われました。

会談では、和平に向けて取り得る可能な措置や、交渉プロセスの最新の動向、地域情勢を踏まえた今後の対応について意見が交わされました。

また、ロシアに拘束されているウクライナ人戦争捕虜の解放や、現在進行中、または今後実施される可能性のある捕虜交換の取り組みについても議題となりました。

カルン長官とウメロフ氏は、既存の協力メカニズムの枠組みの中で、トルコとウクライナの間の体系的な協力を今後も継続していくことで一致しました。

フィダン外相の2025年の外交活動

ウメロフ氏との会談は、フィダン外相が極めて精力的な外交活動を展開した一年を終えた後に行われました。

トルコ外務省のデータによると、フィダン外相は2025年に、89か国の外相級要人と計241回の会談を行い、アンカラが国際社会で積極的な外交姿勢を示していることが浮き彫りとなりました。

外務省が公開した動画では、フィダン外相が昨年、50か国を訪問し、計73回の海外出張を行ったことが紹介されています。このうち22回は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と同行したものです。

さらに、フィダン外相は22の多国間会合を主催し、31の国際会議に出席しました。このうち10の会合にはエルドアン大統領も参加しました。

このほか、トルコは二国間訪問や多国間イベントを通じて96か国の外相を受け入れており、変化する国際環境の中で、アンカラが幅広い外交ネットワークを維持していることを示しています。