2025年11月18日
11月17日、日本とインドネシアは、外務・防衛担当閣僚による「2+2会議」を東京で開催し、海洋安全保障を中心とした防衛協力の強化で合意しました。
両国にとって約4年半ぶりの2+2会議であり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた戦略的パートナーシップを改めて確認しました。
会議では、日本がインドネシアへの防衛装備品供与を拡大する方針を示しました。これまでODA(政府開発援助)を通じて提供されてきた大型パトロール船に加え、高速パトロールボートも提供される予定です。
また、共同訓練の実施や防衛当局間の人的交流も拡充されることで合意しました。
インドネシアのスギオノ外相は、両国が戦略的に重要な海洋国家であることを強調し、地域の安定と繁栄に向けた協力の必要性を訴えました。
日本の小泉防衛大臣も、インドネシアが重要な海路を抱える国であることを指摘し、「地域の平和・安定に向けた協力を深める意義が大きい」と述べました。
さらに、政策対話や技術協力、海洋パトロール能力の強化など、新たな協力分野にも取り組む方針が示され、南シナ海などの海洋安全保障リスクへの対応力向上が期待されています。
情報源:朝日新聞












