フィリピンと日本は木曜日、2件の防衛協定に調印しました。そのうちの1件は、両国の軍が物資やサービスを相互に提供できる内容で、地域の緊張が高まる中で安全保障協力を強化する狙いがあります。
この物品役務相互提供協定(Acquisition and Cross-Servicing Agreement)は、両国の軍間で迅速に物資やサービスを提供できるようにするもので、ワシントンに近いアジアの同盟国同士による画期的な円滑化協定(Reciprocal Access Agreement)が発効してから数か月後の調印となりました。
日本の茂木敏充外相は、9日間にわたる中東・アジア巡回の一環としてマニラでこれらの協定に調印しました。巡回ではイスラエル、パレスチナ自治区、カタール、インドにも立ち寄り、東京の戦略的影響力の拡大を反映しています。
茂木外相とフィリピンのテレサ・ラザロ外相は、東京からの600万ドル規模の政府安全保障能力強化支援(OSA:Official Security Assistance)を発表しました。この支援金は、日本から寄贈されたリジッドハル・インフレータブルボートを収容する施設の建設に充てられ、マニラの海軍能力強化を目的としています。
日本は、東アジアで高まる海上の緊張に懸念を示し、現状を一方的に変更しようとする試みに反対するとともに、米国との三国協力の枠組みの下で、フィリピンの海洋安全保障を支援しています。
茂木外相はラザロ外相との共同記者会見で、「厳しさを増す戦略環境に直面する中で、日本・フィリピン・米国の三国協力の重要性を改めて確認しました」と述べました。
地域情勢に緊張
日本は、ハーグの常設仲裁裁判所が2016年に下した、中国の南シナ海における広範な領有権主張を退ける判決を支持しており、北京はこの判決を受け入れていません。
ラザロ外相は、両国が航行や上空の通行を含む法の支配の促進の重要性を認識していると述べ、日本が引き続き重要な戦略的パートナーであることを強調しました。
茂木外相の訪問は、フィリピンが東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務める中で行われ、台湾海峡での緊張が高まる時期に重なっています。
日本は、台湾周辺の平和と安定が国際社会の安全保障に不可欠であると警告しており、11月に高市早苗首相が「中国による台湾侵攻があれば日本の軍事行動もあり得る」と発言したことは、北京から強い反発を招き、渡航ボイコットや二重用途規制品の輸出禁止措置が実施されました。
中国は台湾を自国領土と主張しており、力による支配の可能性も排除していません。台湾はこの主張を退けており、島の将来は台湾の住民自身が決めるべきだとしています。
日本は、地域での中国の軍事力増強や強硬姿勢に対抗するため、歴史的規模の軍備増強を進めています。






