カンボジアは、タイがプレアビヒア州でF-16戦闘機による空爆を行ったと主張しました。
地元メディアのフレッシュ・ニュースによると、18日の木曜日の朝、タイの戦闘機はプノン・クモックおよびピーク・スビーク地区を爆撃したということです。
報道では、カンボジア国防省が「カンボジア軍は、国家の領土的一体性と国の尊厳を揺るぎない決意で守り続ける」と述べたと伝えています。
一方、地元ニュースサイト「ザ・ネーション」は、タイ王国陸軍が木曜日、衝突が12月7日に再燃して以降、カジノやホテルを含む、国際的な詐欺組織に利用されていた建物を6棟以上破壊したと報じました。
カンボジアのメディアは、前夜の時点では国境地帯は比較的落ち着いていたと伝えていました。
また、中国のアジア問題担当特別代表は木曜日、両国間の平和を一日も早く回復させるため、カンボジアとタイを往復する「シャトル外交」を行う予定です。
衝突が始まってから12日が経過し、双方の死者数は少なくとも55人に上っています。
タイ当局によると、タイ兵21人とタイ人民間人16人が死亡しました。これに対し、カンボジア内務省は、カンボジア人の民間人18人が死亡し、78人が負傷したと発表しています。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は金曜日、タイとカンボジアの首脳が戦闘停止で合意したと述べましたが、その後も衝突は続いています。
両国は10月、クアラルンプールでトランプ大統領とマレーシアのアンワル・イブラヒム首相の立ち会いのもと、和平協定に署名していました。しかし、この合意はその後、国境地帯で発生した地雷爆発によりタイ兵が重傷を負ったことを受け、停止されました。
タイ当局はまた、過去5か月間の一連の事案を受け、約18人のカンボジア兵が現在タイで拘束されていると明らかにしました。
タイとカンボジアの間では長年にわたる国境紛争が続いており、これまでもたびたび暴力的な衝突が発生しています。7月に起きた戦闘では、少なくとも48人が死亡しました。

















