2025年12月18日
トルコ国防省は、黒海上空で無人航空機が撃墜された事案を受け、同国の防空システムが有効に機能していることを強調しました。
国防省は18日の木曜日の声明で、「当該UAVは非常に細かい破片に分解され、広範囲に散乱したと評価されている。このため、残骸を地上で一体の状態、あるいは構造的なまとまりを保った形で確認することは困難だ」と述べました。
また、トルコ領空の管理は「レーダー、早期警戒、電子戦、迎撃要素を含む多層的かつ統合されたシステムによって、24時間体制で確保されている」と説明しています。
同省はさらに、ウクライナとロシアの戦争が続く中、黒海の安全を損なう恐れのある事態を防ぐため、関係各国に対して一層の慎重な行動を求めていると付け加えました。
トルコ国防省は今週月曜日にも、黒海上空でトルコ領空に接近中に制御不能となったと判断された無人機を撃墜したと発表していました。
国内のソーシャルメディアプラットフォーム「NSosyal」への投稿によると、黒海方面からトルコ領空に接近する航空目標が探知され、通常の手順に基づいて追跡が行われたということです。
今週月曜日の発表では、領空の安全確保を目的として、NATOおよび国家指揮下にあるF-16戦闘機に緊急発進任務が付与されたことも明らかにされました。
声明ではさらに、「当該航空目標は制御を失った無人航空機であることが確認され、いかなる危険も回避するため、居住地域外の安全な場所で迎撃・撃墜された」と説明されています。

















