政治
4分読む
日本政府、中国に首相答弁の趣旨を説明 「台湾海峡の平和的解決を重視」
木原官房長官は、中国側に対して首相答弁の背景や日本の安全保障方針を丁寧に説明し、誤解の解消を図りました。
日本政府、中国に首相答弁の趣旨を説明 「台湾海峡の平和的解決を重視」
木原官房長官は会見で、「台湾海峡の平和と安定は日本の安全保障のみならず、国際社会全体の安定にとっても重要です。対話による平和的解決を期待するのが政府の一貫した立場です」と説明しました。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年11月11日

日本政府は、高市早苗首相が台湾有事に関して「戦艦の使用や武力行使を伴う場合、存立危機事態になり得る」と国会で答弁したことに関して、中国側から抗議を受けました。

11日、木原稔官房長官は記者会見で、答弁の趣旨や日本政府の基本的立場について中国側に説明したと明らかにしました。

木原官房長官は会見で、「台湾海峡の平和と安定は日本の安全保障のみならず、国際社会全体の安定にとっても重要です。対話による平和的解決を期待するのが政府の一貫した立場です」と説明しました。

また、10月に行われた日中首脳会談で戦略的互恵関係の推進を確認したことに触れ、「幅広い分野で意思疎通を一層強化し、理解と協力を増やす方針です」と述べています。

首相は7日の衆院予算委員会で、台湾有事に関し「戦艦を使用し、武力行使を伴う場合は存立危機事態になり得る」と述べました。

この答弁を受けて、中国外務省の林剣副報道局長は10日の記者会見で「強烈な不満と断固とした反対」を表明し、日本側に「厳正な申し入れと抗議」を行ったと発表しています。

これに対して首相は、10日の委員会で「最悪のケースを想定した答弁であり、従来の政府方針を変更するものではない」と説明しています。

これにより、政府は外交的緊張の中で、中国側に日本の安全保障政策の趣旨を正確に理解させる努力を強化しています。存立危機事態は、集団的自衛権の行使が可能となる憲法上の条件の一つであり、日本の安全保障政策を巡る重要な概念です。

今回の対応は、台湾海峡を巡る情勢の不透明化に伴う日中関係の緊張を緩和するためのものであり、政府は「従来の基本方針を維持しつつ、対話を通じた平和的解決を目指す」という立場を改めて明確にしました。

情報源:朝日新聞
探索
ロシア、イラン・イスファハンのロシア総領事館が攻撃で被害と発表
イスラエル、南部のキリスト教徒の村でレバノン・マロン派カトリック司祭を殺害
イスラエル軍、占領下のヨルダン川西岸でバラタ難民キャンプを急襲し住宅を包囲
イランの「黒い雨」、深刻な健康被害の恐れ WHOが警告
国連事務総長、トルコへの「ラマダン連帯の旅」に出発へ
ハンガリー、中東戦争が続く中EUにロシアエネルギーへの制裁解除を求める
トルコ領空を侵犯するミサイルは「容認できない」 フィダン外相がイランに通告
米国、アフガニスタンを「不当拘禁の支援国家」に指定
米国、イランとの戦争で総額3億3,000万ドル超のMQ-9リーパー無人機11機を喪失
イランへの戦争が続く中、トルコは領空防衛のためパトリオットシステムを準備
トルコとカタールの国防相、中東緊張の中で地域安全保障について協議
エルドアン大統領、ペゼシュキアン大統領に警告:「理由が何であれ、我が国の領空侵犯は容認できない」
トルコのエネルギー供給と金融システム、リスクに揺るぎなし エルドアン大統領
フランス、同盟国とともにホルムズ海峡再開に向けた「純粋に防衛的な」作戦を計画 マクロン大統領が表明
トルコ、弾道ミサイルが領空に侵入しイランの大使を召喚