12時間前
日本の小泉進次郎防衛相とオーストラリアのリチャード・マールス国防相は日曜、台湾を巡る日本と中国の緊張が続く中、安全保障協力を強化することで一致しました。
両氏は東京での会談で、海上自衛隊のもがみ型フリゲートの改良型をオーストラリア海軍が取得するための契約について、来年3月までの本年度末までに最終化へ向けた進展を確認しています。
小泉氏は、土曜日に中国軍機が航空自衛隊機にレーダー照射したとされる事案について「地域の平和と安定を確保するため、毅然かつ冷静に対応していく」と述べました。
マールス氏は「極めて憂慮すべき状況だ」と懸念を示し、オーストラリアとして日本と緊密に連携して対応に当たる考えを強調したと、時事通信は伝えています。両氏が会談するのは、11月にマレーシアで会った以来となります。
戦闘機への威嚇行為
日本は日曜早朝、国際空域で中国軍戦闘機が二度にわたり航空自衛隊のF15戦闘機に射撃管制レーダーを照射したと非難しました。
これに対し中国は、日本側の軍用機が自国の海軍演習空域に「繰り返し接近し、妨害行為を行った」と反発し、「必要な措置を取る」と警告しています。
日中間の緊張は高まっています。日本の高市早苗首相が11月7日、中国が台湾を攻撃した場合には「存立危機事態」に該当し得るとし、日本が「集団的自衛権を行使できる」可能性に言及したためです。この発言が両国間の緊張を一段と押し上げました。
中国はこの発言を強く批判し、観光客に日本への渡航自粛を呼びかけ、海産物の輸入を停止し、さらに日韓との三カ国文化相会合も延期しました。
中国は台湾を自国領と主張しており、必要であれば武力による「統一」も辞さない姿勢を示しています。台湾は日本の与那国島の近くに位置しています。
情報源:AA










