ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、和平と引き換えにロシアへ領土を譲渡することを断固として拒否していることを、大統領府のアンドリー・イェルマーク長官が11月27日の木曜日、米誌『The Atlantic』のインタビューで明らかにしました。
イェルマーク氏は同誌に対し次のように述べています。
「ゼレンスキー氏が大統領である限り、我々が領土を手放すなどと思わないでほしい。彼は領土を譲り渡すことはない。」
この発言により、キエフがロシア軍に占拠された地域を渡すつもりはないという、これまでの一貫した姿勢が改めて確認されました。
イェルマーク氏の発言は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「ウクライナ軍がロシアが自国領と主張する地域から撤退すれば、モスクワは攻撃を停止する。撤退しなければ、軍事力で奪取する」と警告した直後に出されたものです。
キルギス訪問中に語ったプーチン大統領は、
「ウクライナ部隊が占領している地域を離れれば戦闘行動を停止する。離れないなら軍事的手段で実現する」と発言しました。
現在、ロシアはウクライナ領土のおよそ5分の1を支配しており、占領地の扱いは和平プロセスの最大の障害の一つとなっています。
ロシア軍は、兵力と火力で劣勢に立たされているウクライナ軍に対し、東部でゆっくりとではあるものの消耗戦を続けながら前進を続けています。
米国の和平案
一方、ワシントンは開戦からまもなく4年を迎える戦争の終結に向けて取り組みを強化しており、今後行われるモスクワとキエフの双方を含む協議に向け、米当局がまとめた意外性のある和平案を提示しました。
報道によると、この計画の初期案は欧州の同盟国と協議されないまま作成され、ウクライナが東部ドネツク州から撤退すること、そして米国がドネツク、クリミア、ルガンスク各地域をロシア領として承認することを盛り込んでいたとされています。
キエフは、ロシアの既成事実を正当化するいかなる取り決めも拒否しました。
またウクライナ当局者は、将来のロシアの攻撃を抑止できるほど強力な「西側の安全保障保証」が、交渉で成立するあらゆる合意に不可欠だと強調しています。















