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日本の家計、来年の物価上昇を予測:日銀調査で88%が価格上昇を見込む
消費者のインフレ予想の高まりは、今後の金融政策や市場動向に大きな影響を与えるとみられています。
日本の家計、来年の物価上昇を予測:日銀調査で88%が価格上昇を見込む
2025年7月時点で、日本の失業率は2.3%にとどまっています。しかし、OECDのデータによると、2025年5月には失業率が4.9%に上昇しました。 雇用の伸びは鈍化しており、労働市場の逼迫感はCOVID-19以前の水準まで後退しています。/ 写真: AP
2025年10月10日

日本銀行が2025年9月に実施した四半期ごとの家計調査によると、88.0%の家庭が来年中に物価が上昇すると予想しており、前回の調査(85.1%)から増加しています。

これは、消費者のインフレ期待が高まっていることを示しており、特に食品価格の上昇が影響していると考えられます。

さらに、84.8%の家庭が今後5年間で物価が上昇すると予想しており、前回の調査(83.1%)から増加しています。

これらの結果は、物価上昇が一時的なものではなく、長期的な傾向として定着しつつあることを示唆しています。

日本銀行は、このような家計のインフレ期待の高まりを注視しており、今後の金融政策に影響を与える可能性があります。

特に、食品価格の上昇が家計の支出に与える影響は大きく、今後の政策判断において重要な要素となるでしょう。

その一方で、2025年7月時点で日本の失業率は2.3%にとどまっていますが、OECDのデータによると2025年5月には4.9%まで上昇しており、雇用の伸びは鈍化しています。

労働市場の逼迫感はCOVID-19以前の水準まで後退しており、家計のインフレ懸念とあわせて、日本経済は緩やかな成長の中で複数の課題に直面しています。

情報源:Reuters
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