9時間前
国際連合(国連)のアントニオ・グテーレス事務総長は、人工知能のリスクについてテクノロジー業界の指導者らに警鐘を鳴らし、AIの将来を「一握りの億万長者の気まぐれ」に委ねることはできないと強調しました。
事務総長は19日の木曜日、インドで開催された世界的なAIサミットで演説し、急速に発展するこの技術への誰もがアクセスできる環境を確保するため、総額30億ドル規模の国際基金への支援を、テクノロジー業界のトップらに呼びかけました。
その上で、「AIはすべての人のものでなければならない。AIの未来は、少数の国や、あるいは数人の億万長者の気まぐれによって決められてはならない」と述べました。
グテーレス事務総長は、早急な対策を講じなければ、世界は格差が一層深刻化する危険に直面すると警告しました。一方で、「適切に活用されれば、AIは医療分野での革新を加速させ、学習機会を広げ、食料安全保障を強化し、気候変動対策や防災を支援し、重要な公共サービスへのアクセスを改善する可能性がある」と指摘しました。その一方で、「同時に、格差を拡大させ、偏見を助長し、被害を深刻化させる恐れもある」と述べました。
国連は、各国がこの革命的な技術に関する政策判断を行う際の助けとするため、AIに関する科学的助言機関を設立しています。
また事務総長は、人々が搾取から守られる必要があると強調し、「いかなる子どもも、無秩序なAIの実験台にされてはならない」と訴えました。
さらに、監視と説明責任を確保するための国際的な枠組みを構築するとともに、基礎的な能力を育成する目的で「グローバルAI基金」を設立する必要があるとの考えを示しました。






