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フィリピンでマグニチュード6.9の地震 津波警報発令
影響を受けた地域では学校が休校となり、数百年の歴史を持つ教会が損壊し、住民には海岸に近づかないよう警告が出されています。
フィリピンでマグニチュード6.9の地震 津波警報発令
フィリピン中部セブで地震の揺れを受け、人々が通りに集まっています。/ 写真: AFP / AFP
2025年10月1日

火山地震研究所(Phivolcs)によると、火曜日、フィリピンでマグニチュード6.9の地震が発生し、津波警報が発令されました。

現地メディアABS-CBNによると、少なくとも5人が死亡しました。

警察当局によると、犠牲者のうち1人は消防局職員、3人は沿岸警備隊員で、いずれも複合施設の倒壊現場で救助活動にあたっていたとされています。

火曜日の13時59分に発生した地震の震源は、米国地質調査所によりますとセブ島北部で、震源の深さは10キロメートルと推定されています。

犠牲者の5人目は別の場所で瓦礫に閉じ込められた子どもでした。

火山地震研究所は、レイテ島、セブ島、ビリラン島の海岸や浜辺に近づかないよう警告し、沿岸付近の住民には内陸への避難を呼びかけています。

また、現地紙インクワイアラーによると、セブ市では数百年の歴史を持つカトリックの聖堂が一部崩壊しました。

フィルスターの報道で、バンタヤン島の聖ペテロ・パウロ教会も地震で倒壊したとされています。

セブ州の複数の地域、ラプラプ市、マンダウエ市、タリサイ市、ミングラニリャ、コンソラシオン、リロアンでは、水曜日の授業が休校となりました。

地元メディア「ラップラー」の報道で、火山地震研究所は被害と余震の発生が見込まれると警告しています。

情報源:AA