2025年11月19日
アゼルバイジャンとジョージアの国境付近で墜落したC-130軍用輸送機の残骸の大部分がトルコに運ばれた。
事故直後に編成され現地に派遣された「事故調査チーム」は調査を続けている。現地での詳しい検査後、機体の破片は慎重にトラックに積まれ、大部分がトルコへ搬送された。
破片は、国防省の軍需工場総局の管轄下にある中部アナトリアのカイセリ県にある第2航空整備工場局で詳しく調べられる予定だ。
一方で、フライトレコーダー(ブラックボックス)の解析も始まっている。現地での検査とブラックボックスの解析が完了すれば、事故原因が明らかになると見られている。事故調査チームは週末まで現場で作業を続ける予定だ。
トルコ空軍のC-130は11月11日にアゼルバイジャンとジョージアの国境付近で墜落し、搭乗していた20人全員が死亡した。
国防相のヤシャル・ギュレル氏は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が主宰した月曜日の閣議後に記者団に対し、フライトレコーダーの解析と初期的な所見を得るまでには少なくとも2か月を要すると語った。
同氏は「暫定的な所見では確定ではないが、尾部が先に切り離れ、その後機体が3つに分かれる」と説明し、これらはブラックボックスで明らかになるだろうと述べた。ブラックボックスは現在、トルコ航空宇宙産業(TUSAS)によって解析されているという。


















