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ロシア無人機が鉄道線を攻撃 ウクライナはロシア支配下の原発を標的に
ロシアとウクライナは、互いの支配地域に対する攻撃を続けています。
ロシア無人機が鉄道線を攻撃 ウクライナはロシア支配下の原発を標的に
一部の住宅にも被害が出ており、鉄道の運行にも影響が出ています。/写真:ロイター / Reuters
2025年9月18日

ロシアによる無人機攻撃が17日未明、ウクライナ中部のキロヴォフラード州を襲い、電力の一部停止や鉄道の運行に影響が出ました。

アンドリー・ライコヴィチ氏は通信アプリ「テレグラム」で、「州都とオレクサンドリウカ共同体内の44の集落が部分的に停電している」と明らかにしました。

一部の住宅にも被害が出ており、鉄道の運行が乱れています。非常事態当局は3か所で火災を消火し、死傷者は確認されていないと発表しました。

鉄道網に攻撃、被害拡大

ウクライナのクレバ副首相は、今回のロシア軍による夜間攻撃について「鉄道インフラが標的となった」と述べました。ただし具体的な場所は明らかにしませんでした。

副首相はさらに、「こうした攻撃の狙いは、旅客や貨物輸送を混乱させ、交通の安定した運行を妨げ、人々や経済に追加の圧力を加えることにある」と指摘しました。

一方、ロシア通信(RIA)によると、ウクライナ側の攻撃を受けてザポリージャ原子力発電所の燃料貯蔵施設で発生した火災は、すでに消し止められたということです。

国際原子力機関(IAEA)は1火曜日、同発電所に派遣されているチームが施設付近で砲撃音を確認し、近隣の3か所から黒煙が上がるのを目撃したと発表しました。

情報源:TRT World and Agencies