ガザ民間防衛局によると、北部ガザで激しい嵐の影響により建物が部分的に崩壊した後、水曜日に2人の子どもを含む6人のパレスチナ人が無事に救出されました。
崩壊は、ガザ市の西にあるシャティ難民キャンプの3階建て建物の屋上部分が崩れた際に発生しました。この地域は月曜日以降、強力な低気圧の影響で激しい嵐に見舞われています。
救助チームはがれきの下から被災者を引き出し、全員の容体は安定していると報告されています。
嵐で避難家族のリスクが深刻化
ガザでは数日間にわたり、激しい雨や強風、雷雨が襲い、老朽化したテントや構造に損傷のある建物で暮らす数十万人の避難民に深刻な危険が及んでいます。
多くの避難所は、2023年10月以降の繰り返されるイスラエルの空爆によってすでに損傷を受けています。
今回の救出は、火曜日に発生した別の致命的な事故に続くものです。ガザ市では雨によって建物の一部が崩壊し、1人のパレスチナ人が死亡、数人が負傷しました。
民間防衛当局によると、先週の冬の嵐だけで少なくとも14人が死亡したと報告されています。
避難用テントは5万3,000張以上が部分的または完全に浸水し、風で破損したり、豪雨で流される被害に遭っています。また、ガザ全域で少なくとも13棟の建物が崩壊しています。
人道危機がさらに深刻化
支援団体は、冬の悪天候がガザでのすでに深刻な人道危機を一層悪化させていると警告しています。ガザでは基本的な避難所、暖房器具、建物の修理資材が依然として不足しています。
地元の保健当局によると、2023年10月以降のイスラエルによるガザへの攻撃で、約7万700人のパレスチナ人が死亡し、その大半が女性や子どもであり、さらに17万1,000人以上が負傷しています。このため、ガザの多くは廃墟と化しており、嵐が続く中でさらなる災害に対して脆弱な状態となっています。















