15時間前
小泉進次郎防衛大臣は、オーストラリアのリチャード・マールズ国防相と日曜日に会談し、もがみ型護衛艦に関する契約締結を「いっそう加速する」ことで一致しました。
両国は南シナ海での中国の攻勢的な海洋進出に深い懸念を共有し、防衛分野での協力強化を確認しました。
さらに、日・豪・米の防衛大臣による早期三国会議の開催を目指すことでも合意しました。
会談では、日本がオーストラリア向けに提供する改良型もがみ型護衛艦(FFM)の契約を2026年までに締結し、初号艦を2029年までに引き渡す見込みであることも確認されました。
小泉大臣は「わが国の防衛産業が世界に通用する能力を持ち、オーストラリアとの協力を通じて地域安定に貢献できる」と述べ、マールズ国防相も「この艦艇がインド太平洋地域の貿易ルートと北部防衛を確保するうえで極めて重要だ」と強調しました。
同日、小泉大臣はニュージーランドのジュディス・コリンズ国防相とも会談し、ニュージーランドによる改良型もがみ型護衛艦の購入に向けた協議を進める方針を確認しました。
コリンズ国防相は12月中に自衛隊とニュージーランド軍が物資を相互供給できる物品役務相互提供協定(ACSA) の締結を目指す意向を示しました。
今回の一連の動きは、日本にとって戦後初となる本格的な艦艇輸出契約の成立に向けた重要な一歩であり、防衛産業の国際展開と日豪・日ニュージーランド間の戦略的連携強化が鮮明になったといえます。



