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日本の政党がAIリーダーシップに移行、創設者が選挙敗北で辞任
AIリーダーは党員の政治活動を指示することはなく、資源の配分など党運営上の意思決定に専念します。
日本の政党がAIリーダーシップに移行、創設者が選挙敗北で辞任
石丸氏は、オンラインを活用した選挙戦の成功により、2024年の東京都知事選で予想外の2位に入りました。/ 写真: AA
2025年9月18日

日本の新興政党は、最近の選挙で大敗した創設者が辞任したことを受け、人工知能(AI)を党の新リーダーに据える方針を明らかにしました。

京都大学のAI研究博士課程の学生で、新リーダーの補佐役を名乗る奥村光貴氏は火曜日の記者会見で、「新しいリーダーはAIです」と述べました。

奥村氏(25)は、AIの具体的な導入時期や方法などの詳細はまだ決まっておらず、自身が名目上の党首となることを明かしました。

奥村光貴氏によると、AIは党員の政治活動を指示することはなく、党内資源の配分などの意思決定に専念する予定です。奥村氏は最近、石丸伸二氏の後任を決める党内コンテストで勝利しました。

この発表は、アルバニアが世界で初めてAIを閣僚に任命し、広範な汚職対策を行うことを決定した直後に報じられました。

選挙で苦戦する政党

「再生の道」党は、日本西部の小都市の元市長、石丸伸二氏によって今年1月に立ち上げられました。同党には政策プラットフォームはなく、党員はそれぞれ自由に議題を設定できます。

石丸氏は、2024年の東京都知事選でオンラインキャンペーンが成功し、予想外の2位に入りましたが、今年の参議院選挙で議席を獲得できなかったため、党を辞任しました。

メディアの注目を集める一方で、「再生の道」は議席獲得に苦戦しています。

6月の東京都議会議員選挙では、擁立した42人全員が落選し、さらに7月の参議院選挙でも立候補した10人全員が議席を得られませんでした。

情報源:TRT World and Agencies