10時間前
皇嗣秋篠宮殿下のご子息、悠仁親王殿下(19歳)は、9月24日から25日にかけて大阪・関西万博を訪問され、今月初めの成年の儀式以降、初めて東京以外で公務に臨まれました。
到着初日には日本館とベルギー館を見学され、翌朝は万博の象徴的建造物「グランドリング」や関西館を訪問されました。関係者によれば、悠仁親王殿下は会場の規模に感嘆され、「皇居の敷地よりも広い」と述べられたとのことです。
特に、釘を使わず木材を組む伝統的な日本の建築技術に関心を示されました。
父・文仁親王殿下と共にオランダ館も訪問され、再生可能エネルギーを紹介する展示や、展示物に近づくと光る球体を使った体験型展示に触れられました。皇太子殿下は2000年より日蘭協会の名誉後援者を務めておられます。
その後、父子でコモンズ館を見学し、複数の地域の展示を巡りました。ブータン館では、崖の上に建つ僧院「タクツァン僧院(タイガーズネスト)」の模型もご覧になりました。
関西館では、福井県の展示で化石化した恐竜のフンに触れるなど体験型の展示にも積極的に参加され、鳥取県ブースでは鳥取砂丘やヨルダンの砂の感触を確かめ、鳥取の砂のサンプルを記念品として受け取られました。
悠仁親王殿下は、天皇陛下の甥であり、父・文仁親王殿下に続き、皇位継承順位は第2位です。今後は大学での学びを続けつつ、公式行事や公務にも徐々に参加される予定です。
なお、9月23日には東京で執り行われた秋季の宮中祭祀に初めて参加し、先祖を敬う儀式にも臨まれました。
情報源:朝日新聞