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大阪・関西万博チケット、偽サイトや詐欺被害が相次ぐ
今回の事例は、国際イベントにおけるオンライン詐欺のリスクを改めて示すものとなっています。
大阪・関西万博チケット、偽サイトや詐欺被害が相次ぐ
セキュリティ会社トレンドマイクロの岡本勝之氏は、正規のURLを保存し、そこから直接アクセスすることを推奨しています。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年9月30日

大阪・関西万博の閉幕が間近に迫る中、チケットを巡る詐欺や偽サイトの報告が相次いでいます。SNSやメールを通じて、公式サイトを装った偽サイトへの誘導や不正なチケット取引が発生しており、来場者に注意が呼びかけられています。

博覧会協会によると、公式サイトのURL「expo2025.or.jp」を偽装した複数のサイトが確認されており、個人情報や金銭の詐取の恐れがあります。特に、SNS広告やLINE、メール内のリンクからアクセスされる場合には注意が必要です。

セキュリティ会社トレンドマイクロの岡本勝之氏は、「国際的な大規模イベントでは、類似ドメインを使った詐欺サイトが作られる傾向があります。SNSを通じて偽サイトへ誘導する投稿にも警戒が必要です」とコメントしています。岡本氏は、正規のURLを保存し、そこから直接アクセスすることを推奨しています。

また、博覧会協会によると、昨年夏にはX上で公式アカウントを装った「偽アカウント」が確認されており、今回の事案とあわせて、新たな偽サイトやなりすましの出現が懸念されています。

大阪・関西万博は4月13日から約半年間開催される予定です。来場者は公式情報を確認し、公式サイトや公式SNS以外からのチケット購入や情報取得を避けるなど、慎重な行動が求められています。

今回の事例は、国際イベントにおけるオンライン詐欺のリスクを改めて示すものとなっています。

情報源:NHK