2025年9月30日
アサヒグループホールディングスは、9月29日に発生したサイバー攻撃の影響で、国内のシステム障害が続いており、9月30日も復旧の見通しが立っていません。これにより、商品の受注や出荷、コールセンター業務が停止しており、影響の拡大が懸念されています。
同社は国内に30の工場を持ち、ビールや清涼飲料水、食品を製造していますが、出荷ができないため多くの工場で生産が止まっています。
全工場の稼働状況は現在も確認中です。個人情報や顧客データの流出は確認されていませんが、サイバー攻撃の詳細な原因はまだ分かっておらず、復旧作業が続けられています。都内の店舗向けには他社と共同で配送を行っていますが、一部で配送遅延も出始めています。
卸売や小売には在庫があるためすぐに商品が足りなくなることはありませんが、障害が長引けば販売に影響が出る可能性があります。同社は原因の特定と復旧を急ぎ、早期の生産再開を目指しています。
情報源:Reuters